
真冬と真夏は断乳を避けたほうがいいでしょう。寒い時期は風邪が流行しやすく、断乳するとホルモンの影響でお母さん自身も体調を崩しやすくなります。暑い時期は体力を消耗したり水分不足になったりしがちなので、真夏も避けたほうがいいでしょう。 また、入園当初はストレスがかかりやすいので、入園時期も避けることをおすすめします。
授乳を徐々に減らし、断乳を子供に伝えておく
断乳日が決まったら徐々に授乳の量や回数を減らしていきます。最初は飲む時間を短くし、時間を短くしても大丈夫そうであれば回数も減らします。 おっぱいを欲しがって泣いた時は、おやつや飲み物をあげる、散歩をするなどして気を紛らわしてみて下さい。また「この日におっぱいとバイバイしようね」と、断乳することをあらかじめ伝えておきましょう。
3日間かけて行う
断乳する日を迎えたら、朝の授乳を最後にその後は一切飲ませません。中には2~3日泣き通す子供もいますが、どんなに大泣きしても大抵3日もすれば欲しがらなくなります。断乳はつらい時間ですが頑張って乗り切りましょう。
卒乳の必要性
卒乳とは赤ちゃんが自分の方から母乳を飲まなくなること、自然と母乳が出なくなることを言います。母乳は赤ちゃんにとって必要な栄養が豊富に含まれていますが、意識的に卒乳を促さないと5歳や6歳と大きくなっても母乳を欲しがるクセがついてしまいます。お子さまの自立心や精神的な成長を伸ばすことを考えるのであれば、自分で卒乳ができるようにサポートしてあげましょう。
卒乳のタイミング
卒乳のタイミングは赤ちゃんによってそれぞれ違うので、必ずいつまでにしなければならないという決まりは特にありません。卒乳時期の平均として1歳~1歳半くらいと言われています。しかし、年齢で見極めるのではなく赤ちゃんの卒乳のサインで判断するといいでしょう。そのサインとして1日に3回離乳食をしっかり食べる、健康的な便が出る、コップやマグなどから自分で水分を飲めるなどがあります。母乳以外のものから栄養を取れるような状況になっていれば問題ありません。しかし、これらのサインが出たからといって急ぐ必要はなく、自分で判断の難しい場合は産科に相談してみて下さい。
卒乳後のケア
母乳をあげなくなると母乳が出る量は減ってきます。しかし、それでもまだ出続けるという人はお風呂上りに1日1回のペースで搾乳し、それから2~3日おきと徐々に伸ばしていくといいでしょう。おっぱいが張るからと何度も搾乳すると返って刺激になり、母乳を作り出してしまうので注意して下さい。 母乳の分泌が多くおっぱいが張りすぎて痛いという場合は、きゃべつの葉っぱを使った湿布がおすすめです。きゃべつには熱を取る効果がありますので、冷蔵庫で冷やして使ってみてください。丸くなっているものが胸を包んでくれ、気持ちよく、痛みを和らげてくれます。
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