妊娠中にはマイナートラブルが起こることもあるため、きちんと休息をとることが大切です。ところが、お腹が大きいと休息時の姿勢に困ってしまうこともあるでしょう。妊娠中の休息には、どのような方法が適しているのでしょうか?

妊婦さんに起こるマイナートラブル

妊娠することによって体に起こる不調をマイナートラブルと言います。一口にマイナートラブルと言っても、つわり・頭痛・めまい・むくみなど人によって起こる不調は異なります。

疲労を感じやすくなることもマイナートラブルの一つで、多くの妊婦さんがお悩みのようです。
このマイナートラブルを上手く回避するためには、きちんと休息をとることが大切です。

しかし、大きなお腹で仰向けに寝ると、赤ちゃんや羊水の重みが原因で息苦しく感じたり体調が悪くなってしまったりすることがあります。そのため、十分な休息がとれずにお困りの方もいらっしゃるでしょう。妊婦さんが仰向けに寝ると血管が圧迫されてしまい、血液の循環が滞ってしまうため体調不良を引き起こしてしまうことがあるのです。

休息時におすすめの姿勢

妊婦さんが横になって休む時は、シムス位がおすすめです。シムス位とは19世紀にイギリスの産婦人科の医師によって発案された体位のことを言います。妊婦さんの他に昏睡状態の人の気道確保をする時や直腸検査をする時にも用いられます。

シムス位では、体の左側面を下にして右足の膝を曲げたうつ伏せに近い姿勢になります。

膝をクッションや枕などに乗せると姿勢が安定するので、楽な姿勢を保つことが可能です。左側面を下にすることで大動脈やリンパ管が開放されるため、体のむくみや疲れの解消に役立ちます。

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